築地魚市場株式会社
管理本部/冷蔵事業 取締役執行役員関 均
日承丸が無事に帰還しなければ自分の命はない。社会を改善しようとする気概。なかまを大事にする姿勢。指導者とは何か?組織の外に対しては、内に向けては、何が必要か?どうあるべきか?考えさせられる。変動が激しく、先が見えないのは、なにも、今にはじまったことではない。グローバル化の進む現代で、はじめから言い訳を用意して指導者を引き受ける者が多く見受けられるなかで、国岡鐡造は新鮮に映った。
三菱マテリアル株式会社
取締役会長矢尾 宏
映画でも原作と同様に大正から戦前、戦後に至る国岡鐡造の波乱万丈の人生が痛快に描かれていた。クライマックスとなる世に言う「日章丸事件」は一つ間違えば歴史的愚行になるところであったが破天荒さの中に緻密さを併せ持つ鐡造と働くことに渇望した社員が、会社の存続をかけて一体となったことから為し得たことであり本作品でも石油メジャーを敵に廻しつつ自らの手で未来を切り拓いていく「チーム鐡造」の姿がリアリティを持って見事に映し出されていた。翻って現代のグローバル化が進展する競争社会を逞しく生き抜いていくためには鐡造のように野心溢れるサムライなリーダーの存在が求められているよう感じられる作品であった。
株式会社ツムラ
代表取締役社長加藤 照和
原作を読ませていただき、映画化を待ち望んでおりました。「永遠のゼロ」も拝見しており、主演の岡田准一の迫真の演技は期待通りで、人情溢れる国岡鐡造を見事に描写しておりました。大きな決断〜社運をかけた大英断〜をしなければならない経営者としての葛藤が非常に素晴らしく表現されていたことに感銘を受けました。国岡が社員を信じると同時に社員が国岡社長の考えを深く理解し志情熱と使命感を持って立ち向かう姿は現代の企業人が最も見習うべきものであります。多くの企業人がこの映画を観られることを期待しています。
(株)日本総合研究所
代表取締役社長淵崎 正弘
大変面白く拝見しました。一緒に見た家族も大変喜んでました。元々は出光佐三のケタ外れの人生がすごいのでしょうが、それを忠実に小説家・映画化してくれており、骨太の映画に仕上がっていると思います。配役も前作の「永遠の0」の主人公を思い出させるもので続編のような気持ちになりました。
ホッピービバレッジ(株)
代表取締役会長石渡 光一
烈強大国から出る杭を打たれる国家、大手企業から抑圧される中小企業、ニッチ市場でなんとか生き延びている小企業。信念を貫くということは大変なことだとしみじみわかりました。
全日本自治団体労働組合
総合企画総務局藤岡 知子
国岡鐡造の生き方に感動しました。「店員は家族と同然」という信念を持ち、厳しい状況にあっても決して諦めない国岡のような経営者がいたから、強い日本を作ることができたのだなあと思いました。先行きが不透明で、ブラック企業などの存在が社会問題化している今、従業員を大切にし、労使で一丸となって頑張ることが重要だということを改めて認識させてくれた映画でした。また、岡田准一さんが一人で90代まで見事に演じられていて、見応えがありました。苦しい状況でも知恵をしぼって頑張りぬくことの大切さを教えてくれる内容なので、子どもから大人まで多くの人に見てもらいたいです。
ライフネット生命保険(株)
代表取締役岩瀬 大輔
「石油の時代」という未来を予想し、ヒト・モノ・カネという経営資源がほとんどない中、ルールすれすれで活路を見出し、欧米のメジャーに真っ向勝負を挑んで満州まで飛び込み営業をするその姿に、一人の起業家として大いに感銘を受けました。国岡鐡造を突き動かしたのは単なる商売動機ではなく、国家のためという大義、そして大切な仲間を思う気持ちだったのでしょう。起業家のみが知る苦悩と喜びが、映像で上手に表現されていました。
(株)商船三井
代表取締役会長武藤 光一
時流を見抜く洞察力、決断する胆力、揺るがない信念そして愛情、時代を切り拓く人物像を見ることができました。日本の多くの若者に是非見てもらいたい。